今回よりアフリカンアートとスキンケア用品のお店「irudake」店主の
成田祐実さんのコラムがスタートします。

irudakeはアランチェートと同じく兵庫県川西市にある、知る人ぞ知る隠れ家的お店。
アルガンオイルや未精製のシアバターの量り売りのほか、国内では手に入れる事の出来ない
西アフリカにあるブルキナ・ファソの雑貨を中心に取り扱っています。

商品の多くは店主自らが現地に赴き直接買い付けたもの。ブルキナ・ファソの文化や人々の暮らし、アフリカン雑貨など成田さんならではのコラムを連載予定です。初回はブルキナ・ファソまでの道中と日本でも人気のあの果物のお話です。

—-

ブルキナ・ファソという国名、聞いたことはあるでしょうか。

日本から片道２日かかる、西アフリカの内陸国です。
どのルートで行っても、時間がかかります。

私はイスタンブール（トルコ）経由で入るのが好きです。
まず関空から約13時間飛行機に乗ります。

私は軽度の高所恐怖症なので、離陸時含め約１時間は必ず、９８％くらいの確立でたまたま隣に座っている人に「大丈夫だから、大丈夫だから」と手をにぎってもらいます。
イスタンブール行きだと、両手に指輪をいっぱいはめた中東系のおじさんの可能性が高いです。優しいです。
慣れてくるとおじさんにお礼を言って、機内映画を見はじめます。
大好きなＢ級ホラー映画です。「食事の間は、画面消しますね」というと「気がきくやん」と、おじさんに褒められます。

イスタンブールに着くと、空港内のパブで、初めて出会ういろんな国の人にビールをおごってもらいながら長いトランジットを過ごします。日本から、２日かけてブルキナ・ファソに到着です。

ブルキナ・ファソでも美味しい苺が食べられる季節です。
朝一番に買わないといけません。
夕方になるとめちゃくちゃ安くなりますが、けちってはいけません。
日中40度はありますから、夕方になったら傷んでます。
午前中に選ぶべきです。

マルシェ（市場）で買ってもいいですし、車に乗っていて、
赤信号で停止したときにすかさず近寄ってきてくれるママンたちから買っても良いです。
Kg（キロ）単位で言われがちなので、「これだけでいいんよ」と、必要な量だけ買ってもいいですし
洗ってヘタをとって、冷凍庫に入れて凍らせて朝ごはんに、ヨーグルトに混ぜたりして食べるととっても美味しいです。ブルキナ・ファソ、とても暑いので冷凍庫にいれても半凍りちょうどいい感じになります。