すっかり気候も秋めいてきましたね。
今回は長く楽しめてお世話も簡単な季節を感じる実物についてご紹介しようと思います。

鮮やかな色の実物

秋には様々な色の実物が出回りますがその中でもよく目にするのがこちらの3種。「ノイバラ、鈴バラ、ローズヒップ」いずれもバラ科の植物で一重咲きの可憐な花を咲かせたあと実をつけます。

赤からオレンジ色の鮮やかで秋らしいカラーが魅力的。

また、個人的に大好きなのが、しばらく花瓶に水を入れた状態で楽しんでいるとひょっこりと生えてくる鈴バラの新芽がなんとも愛らしくて、たまらなく可愛いんです!

緑の季節の終わりを感じる赤い実と、新芽のコントラスト。自然界ではこの季節に新芽は出てきませんが、切り花だからこそ起きる異色の組み合わせが不思議で美しく、楽しませてくれます。

白くてぷっくりかわいいナンキンハゼの実

秋には紅葉が美しく、葉が散って空気が冷たい気候になると殻がはじけて中からこの白い実が出てきます。

このナンキンハゼ、意識していると街中でもよく公園や街路樹として植えられています。外を歩かれる際にぜひ一度探してみてください。切り花として楽しむのも良いですが、これからの季節、青く澄んだ高い空の下で見るナンキンハゼのかわいらしい実もまた素敵です。

ご紹介した実物はすべてドライにして楽しむことができますので、しばらくフレッシュな状態を楽しんだ後は水からあげてドライにして楽しむのもオススメです! ドライにした実物は飾り方次第でクリスマスやお正月にも使えて長く楽しむことができるので、花屋さんなどで見かけた際はぜひご自宅にお迎えしてみてください♪

[監修] 小山真沙美/フリーフローリスト

2007年から修行を開始し、フランスにてart de floral diplomaを取得。「お花で笑顔と癒しを届けたい」との想いで、日常のお花からウェディングなどの特別なお花までフルオーダーメイドで対応。ナチュラルなテイストが得意。好きな動物はフェレット。

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