1939年4月、蜂のエンブレムと共に誕生したブランド、ORCIVAL(オーシバル)。ブランド名は創設者であるチャールズ・バートによって、フランス オーヴェルニュ地方にあるORCIVAL(オーシバル)にちなんで名付けられました。

フランス海軍の制服として採用されたほど、厚手で丈夫なバスクシャツ。
そこに配されたミツバチのエンブレムには、蜂の巣に帰る本能的な習性に、海軍の無事を願う意味が込められています。

ブランドの信頼を保つため、製品の品質にこだわり、現在もフランスにて生産され、日本でもフレンチマリンを代表するブランドとして、バスクシャツやトートバッグなど日常になじむ多数のアイテムが、定番として人気を集めています。

定番中の定番!「B211」を着比べます。

そんなオーチバルのボーダーシャツですが、今回サイズ比較に使用したのは「B211」。定番中の定番としてボーダーシャツ界に君臨する「あの」バスクシャツです。ORCIVAL定番のCOTTON LOURD素材を使用した、しっかりとした肉感で丈夫な布地。独特のざっくりした表面感は、「ああ、あれね。」とすぐに肌触りが思い出されるほどなじみのある布地感。
こちらの記事をお読みの方の中にも、お持ちの方はもちろん、くったくたになるまで着て、ダメになったらまた同じ物をお迎えする…リピート購入をされている方も多いのではないでしょうか。

サイズ比較のリクエストを多くお寄せいただくアイテムの一つで、ようやく実現することができました。

当店で取り扱いのある「1」「2」「3」「6」を身長の異なる3人で着比べてみました。
それぞれのジャストサイズを探し出し、さらにオーバーサイズとしても着用できそうなサイズ感を調べてみました。

おすすめのアイテム:

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また、ボーダーシャツを着る際に下着がチョロリと顔を出すことがあり、同じことを気にしているスタッフもおり、お客様の中にも同じ思いの方がいらっしゃるかも!と思い、気になるポイント「チョロリ」も一緒に見ていくことにします。

(前回同様)ふだん裏方として活躍中のスタッフAZUとU、そしてモデルのマユコさんにご協力いただき、サイズ比較を行いました。そして、執筆はスタッフUが担当いたします。

オーチバルのサイズを見てみましょう。

サイズ「1」と「2」は、おおよそ0.5mm刻みのサイズアップですが、サイズ「2」から「3」の変化量が大きくなっていることがわかります。サイズ「2」「3」でお悩みの方は身長に選んだ方がよさそうです。

size(cm)身幅肩幅総丈アーム
ホール
袖丈袖口
size144.53862.5425411
size24739.565.54454.511.5
size3504568.54857.512.5
size655.55073.55360.513

ちなみに「ジャストサイズ」とは?

ジャストサイズとは自分の体に合ったサイズ感のことで、体型を拾いすぎず、ルーズな印象にもならないサイズ感のこと。幅広いコーディネートを考えられるサイズ感をジャストサイズとして定義します。

オーチバル 履き比べ 参加スタッフ+モデルのご紹介

身長148cm/staff:U

主にPiu di aranciatoのデザイン、構築を担当。洋服が大好きで熱く語りがち。この記事の筆者でもあります。普段着用するサイズは「34」が一番多く、ものによっては「32」、SHINZONEのパンツなら「p0」を選ぶときもあるほど。

▶ staff : Uの履き比べをチェック

身長158cm/staff:AZUさん

ショップの総合的な管理運用を担当。動きやすくシンプルなスタイル、ダボっとするよりもフィットする方が好みのため普段着用するサイズは「36」ですが、フィット感を優先して、あえて「34」を着たりもします。

▶ staff : AZUの履き比べをチェック

身長168cm/model:MAYUKOさん

今年からaranciatoを強力にサポートしてくださっているモデルのマユコさん。Tシャツ+パンツのラクチンスタイルに、キャップや靴下など小物の合わせ方がとてもお上手!普段着用するサイズは「38」だそうです。

▶ model : MAYUKOの履き比べをチェック



model:

MAYUKO

height:168cm
size:1

168cmで普通の肩幅のまゆこさんは、サイズ1は見送りました。
サイズ2から着用しましたが、身幅にフィット感があり、洗濯縮みを考えると、好みが分かれそうなサイズ感でした。





model:

MAYUKO

height:168cm
size:1

サイズ3はほどよくゆとりがあり、洗濯で縮むことを考慮しても、こちらのほうがストレスフリーで着やすそう…とのことでした。マユコさんのジャストサイズとしました。





model:

MAYUKO

height:168cm
size:1

サイズ6はメンズサイズということもあり、マユコさんでもちょっと大きいかなぁ〜と思いましたが、なぜだかしっくり笑。普段のマユコさんにとってはいつものサイズ感だそうで、「このサイズ感でも色々コーデが楽しめそう!」とのことでした。





staff:

AZU

height:158cm
size:1

身幅は十分ゆとりがあり、袖丈もぴったりですが、洗濯縮みを考慮すると、少し小さい?ちょうどいい?というサイズ感。ややフィット感のあるサイズ感が好きなAZUさんにとっては、こちらのサイズ感の方がお好みだそうで、確かにこちらのサイズ感もジャストサイズとして活用できそうです。





staff:

AZU

height:158cm
size:1

ほどよいフィット感のサイズ「2」。身幅も詰まったところがなく、キレイに着用されていますよね。
AZUさんのコンパクトめな肩幅でも首元のチョロリも心配なさそうなので、洗濯縮みを考慮して、こちらをAZUさんの「ジャストサイズ」とさせていただきました~。





staff:

AZU

height:158cm
size:1

袖が長く、身幅にもかなり余裕が体でつっかえることがありません。
そのまま首元チョロリが気になり、家からそのままでてきました~みたいなリラックス感のあるサイズ。





staff:

U

height:147cm
size:1

サイズ「1」でも身幅に少しゆとりを感じますが、ほどよいフィット感があります。身長のせいで丈が長めにでてしまうため、お尻でちょっとつっかえますが、これがジャストサイズといえそうです。





staff:

U

height:147cm
size:1

すでにオーバーサイズ感のあるサイズ「2」。
作業の邪魔にならないすっきりした袖丈が好みなので、ちょっと気になる袖丈。身幅にもゆとりがでて、つっかえる感じは少なめですが、丈感が絶妙にボトムスを選んでしまい、ジャストサイズとは言えなさそうです。





staff:

U

height:147cm
size:1

肩のチョロリが心配になるサイズ感。インナーに注意です。
もう指先しか見えないくらいの袖丈。身幅もかなりゆとりがありウエスト周りもストーンと落ちています。





staff:

U

height:147cm
size:1

もうこれは完全にチュニックと化しています…。手は指先まで袖がかぶり、体のどの部分にもつっかえません。首元はチョロリとともに、後ろが大きくあいてしまい、インナーとして何か着た方がよさそうです。

しかし、このサイズ感を逆手にとってスキニーパンツ+ローファーで組み合わせるのが好きで、こういう楽しみ方があることをご紹介したいな~と思い、着用してみました。
普通に着るのは難しいサイズ感ですが、チュニックのようにさらりと着るのも一手。

ジャストサイズ、オーバーサイズ、それぞれコーディネイトしてみました。

MAYUKO:アウトドアからおでかけまで幅広く活用してみました。

左側)サイズ「2」を使用したジャストサイズコーデは、すっきりともたつきが少ないのでジャンパースカートのインに。アウトドアをイメージしてみました。

◎使用したアイテム:シューズ

右側)サイズ「6」を使用したオーバーサイズコーデは、フリル袖がロマンティックなシャツワンピースにレイヤードしたスタイルで。紺✕グリーンのボーダーはどうしても少年っぽく見えてしまうのですが、ガーリーなアイテムと組み合わせて甘さを調節してみました。

◎使用したアイテム:ブーツ

チェック×ボーダーと、間違いなしのカッターシャツ合わせ。

左側)サイズ「2」を使用したジャストサイズコーデは、オニールオブダブリンと組み合わせて…。
チェックスカートの中にある色を、ボーダーとリンクさせるコーデが好きで、今回AZUさんに着ていただきました。
チェックのコントラストが強かったので、ちょっとうるさめなコーデになってしまいましたが、
AZUさんの提案で足元はソックス+ショートブーツにすることで抜け感が出ていい塩梅に。

◎使用したアイテム:スカート

右側)サイズ「3」オーバーサイズコーデは、マユコさんと同じくワンピースにレイヤード。
AZUさんには、きちんと感のあるシャツワンピースを組みあわせて。こなれ感のあるスタイルに仕上がりました。ベーシックなカラーのバスクシャツは意外にも派手なカラーが似合うので、スニーカーで色を取り入れてみました。

◎使用したアイテム:ワンピーススニーカー

どんな身長でも必ず似合うサイズと色がある!

サイズ比較いかがでしたでしょうか。
長年愛用していますが、自分が着用している姿を客観的に見たことがなかったので、私にとっても参考になりました。

今回は「DeepWater×Lawn」というカラーを使用しましたが、それ以外にもカラーバリエーション豊富に取り揃えており、自分に似合う1着を探してみてはいかがでしょうか。

ドロップショルダーや、クレイジーパターンなど、現代のファッションに馴染むデザインが毎シーズン登場しています。昨シーズンより身幅など全体的にオーバーサイズとして計算してデザインされたモデルも登場しています。そちらも注目です!

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編集後記

前回の「身長の異なる3人が、オニール オブ ダブリンを履き比べ。」と同日に撮影した今回の記事、マユコさんの撮影を見ていると、どこを見せたら伝わりやすいか…と常に考えて動いてくださるので、それを参考に、スタッフもモデルとして撮影に臨みましたが、いかがでしたでしょうか。
サイズ比較は今後も引き続き企画中です。この記事をお読みの皆様からのサイズ比較リクエストもお待ちしております!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。