ひまわりと聞くと中心が茶色でその回りに黄色やオレンジ色の丸みを帯びた花弁が可愛らしい、一重咲きのものを最初に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

しかし、一言にひまわりと言ってもその品種は60~70種ほどあり、一重咲き、八重咲き、一重と八重咲きの混合、また、中心の芯の色も茶色だけでなく緑色、黒色、グラデーションになっているものなど実は様々な品種があります。

夏のまぶしい太陽が似合うひまわりは見ているだけで元気をもらえるような気がしますよね!

有名な画家にも人気の”ひまわり”

有名な画家達も数々のひまわりの作品を残しています。誰もがご存じのフィンセント・ファン・ゴッホやクロード・モネ、そしてポール・ゴーギャン。面白いことに現在流通しているひまわりの品種名には「画家シリーズ」と言って、彼らの名前がそのまま使われているものがあり、いずれも絵画に描かれているイメージ通りの八重咲の品種でとても美しいものばかり。

今回ご用意したオレンジ色の八重咲きのひまわりは先にご紹介した画家シリーズの中から「ゴッホのひまわり」品種です。同じゴッホのひまわり品種の中でも、中心がもっと茶色いものや、花弁のつき方が違うものもあります。

それだけで存在感のあるお花

ひまわりはただそれだけで存在感のあるお花なので、他のお花とはあまり一緒に合わせずにグリーンや草花系の素材を合わせるのがひまわりの良さを一番生かせる楽しみ方ではないかと個人的には思っています。

また、先にご紹介した画家シリーズの品種や八重咲きのものは一重咲きと比べると花粉も落ちにくくご自宅でも飾りやすいのでオススメです。

暑さにバテてしまいそうな気候ですが、ひまわりとともにみなさまの笑顔が溢れる夏となりますように!

[監修] 小山真沙美/フリーフローリスト

2007年から修行を開始し、フランスにてart de floral diplomaを取得。「お花で笑顔と癒しを届けたい」との想いで、日常のお花からウェディングなどの特別なお花までフルオーダーメイドで対応。ナチュラルなテイストが得意。好きな動物はフェレット。

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