素材感の良さも温かさも格別で大人の冬には欠かせない、ウールやカシミヤなどの上質な天然素材。ニット、アウタースーツなど、みなさま、お手入れはどうされていますか?
頻繁にお洗濯ができない素材だからこそ、日ごろから丁寧なお手入れが大切で。するとしないとでは見栄えの良さや素材感の「もち」が全然変わってきます。ここでは日々のお手入れで大切な5つのポイントをご紹介しています。


大人の冬に欠かせない天然素材アイテムの「お手入れ方法」

①一日着たら休ませる。

ウールやカシミヤを使用したニットやアウターは特にデリケート。一日着たら一日、できれば2・3日休ませるのが理想です。

②陰干しして湿気をとる。

一日着たら風の通る場所で陰干しましょう。襟や袖が伸びてしまうニットも湿気をとって休ませることで落ち着きます。

③丁寧にブラッシングする

ブラッシングはお手入れの基本。埃をおとし繊維を整えることで毛玉予防にも。埃は虫食いの原因にもなりますので大切なお洋服を守るために日常的なブラッシングをおすすめします。

毛の流れを意識し整えるように。ニットもコートも同じです。

ここで注意したいのは、ブラッシングは毛玉をとるためではなくあくまで埃を落とし毛流れを整えるための作業なので、力を入れず優しいタッチで丁寧に行うことです。

ブラシはウール・カシミヤ専用のものを選んでください。豚毛や馬毛など、静電気の起こりづらい天然素材のものがおすすめです。

今回使用しているブラシは、カシミヤに特化したニットブランド「BODHI ボーディ」がロイヤルワラントを持つ英国の名門「KENT ケント」社に別注した本格派洋服ケアブラシ。天然のブリストル(豚毛)に桜の柄を使用しています。

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BODHI ボーディ カシミヤ ウール ブラシ “KENT FOR BODHI CLOTHES CARE BRUSH” bd00-kt001-fn 2024aw新作

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持ち手がついたタイプはクローゼットなどに吊って収納可能。持ち手がない「トラベルタイプ」はコンパクトなので持ち運びはもちろん、おうちでの収納も場所をとりませんね。

④型の合ったハンガーにかける/伸びやすいニットは畳んでおく

ブラッシングと陰干しが終わったら収納へ。

アウターは型の合ったハンガーを選ぶことが大切です。型の合わないものや細いハンガーでは型崩れする可能性があるため、肩幅に合わせた幅広のアウター用のハンガーを選んでください。
ニットはハンガーにかけると自重で伸びるので、陰干しが終わったら畳んでしまっておきましょう。

( ニットをハンガーで保管する場合は…)

収納の都合でニットをハンガーで保管する場合このように工夫すると型崩れしにくくなります。

STEP1. ニットを縦半分に折りわきの下にフックが来るようハンガーを置く。

STEP2. 袖・裾部分をハンガーの形に沿うようそれぞれ折りたたむ。

⑤毛玉ができたら慎重にカット。

毛玉はハサミで慎重にカットしましょう。毛玉は引っ張らず、ハサミの刃は生地と水平にし、本体を切らないよう毛玉の根元をカットします。

広範囲に広がっている場合は電動の毛玉取り器も便利。ただ上手くあてないと生地に穴が開くこともあるので、丁寧にかけてるよう気を付けてください。

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( 編集者からのワンポイントアドバイス )

お出掛け当日の毛玉取りは焦って本体を傷つけてしまいがち。毛玉取りの作業は着る前日までにすることをおすすめします。ケアするつもりが大切なお洋服を傷つけてしまわないよう。大変ですがひとつひとつカットすると見違えるようにお洋服が甦るし、それを見た達成感もひとしおですよ。

  


大切にしたい一枚のために。

天然素材のアウターやニットは他のアイテムに比べて手はかかりますが、これも「推し活」のひとつのカタチだと思えば、ケアする時間も楽しめそうじゃありませんか?大好きなお洋服を長く美しく保つために、ぜひ実践してみてください。

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