わたしたちの
名品図鑑
aranciato's Masterpiece Book
#17 | 2024.11.21 UPDATE
洋服や靴、鞄など数多くのファッションアイテムの中には流行に左右されず、多くの人からずっと愛されてきた“名品”がたくさん存在します。 アランチェートのアイテムの中からそんな名品をピックアップしてご紹介いたします。第17弾はO'NEIL OF DUBLINのスカートです。
1955年、パターンメーカーとして働きながら貿易を学んでいたジム・セクストンとファッションデザイナーとして働いていたアン・セクストンが出会い、翌1956年にO’Neil of Dublin(オニール オブ ダブリン)は設立されました。
当初は小さな作業室に4台のミシンと裁断台というスタートでしたが、徐々に成長し、アイルランドを代表するメーカーのひとつとなりました。現在も、アイルランドの首都ダブリン中心部、リフィー川南岸のテンプルバーで伝統の製法に基づいて丁寧に織り上げられています。
1枚仕立ての贅沢な仕様で、継ぎ目がない生地をベルトで留めて着る伝統的なデザインです。
サイドにウエスト調整可能なベルトがつき、バックのみプリーツ加工された、キルトの原型ともいえるトラディショナルなスタイル。
アランチェートでは温もりを感じるウール混生地をメインにセレクトしています。皺になりにくく、ウールの美しい発色と肌触りの良さを感じられる良質なファブリック。そしてほんのり素朴さを感じさせるところも大きなポイント。日本の生地では表現できない、いい意味でおおらかなニュアンスもこのスカートの醍醐味です。