わたしたちの
名品図鑑
aranciato's Masterpiece Book
#2 | 2022.3.5 UPDATE
洋服や靴、鞄など数多くのファッションアイテムの中には流行に左右されず、多くの人からずっと愛されてきた“名品”がたくさん存在します。 アランチェートのアイテムの中からそんな名品をピックアップしてご紹介いたします。第二弾はスウェットの王様、チャンピオンのリバースウィーブです。
<チャンピオン>のリバースウィーブ
- BIRTH
- 1934
- COUNTRY
- USA
- BRAND
- CHAMPION
「キング・オブ・スウェット」とも呼ばれるチャンピオンのリバースウィーブ。
1930年代のアメリカでは主にスポーツ用のユニフォームとして使われていたスウェット。洗っては乾燥機にかけるのを繰り返して縮んで着れなくなってしまうことが多かったため、これを解消すべくリバースウィーブが誕生しました。 。その独創的な作りから生まれる風合いと着心地よさは、発売から100年近くたった現在も広く愛されています。
”縮みにくい”を目指して生まれたリバースウィーブ
当時は主にスポーツ用のユニフォームとして使われていたスウェット。洗っては乾燥機にかけるのを 繰り返して縮んで着れなくなってしまうことが多かったため、これを解消すべくリバースウィーブが誕生しました。
「生地の向き」が名前の由来
縦方向に縮む綿の特性を軽減するために、本来は縦に使われている生地を横向きに使用。編みの向きを逆にする=リバースウィーブと名づけられました。
生地の向きを逆にすると今度は横向きに縮みが発生してしまいます。そのために両脇に伸縮性のあるリブを付けることで型崩れを解消。リバースウィーブの代名詞といえるディテールが完成しました。
スポーツウェアがルーツだから動きやすい。
もともとアスリートのために作られた「リバースウィーブ」。激しい運動にも耐えれるよう肩に縫い目がなく、前見頃と後見頃が1枚布で作られています。これにサイドのリブが加わり、とても快適な着心地に。フラットシーマを使い縫い目の凸凹が当たらない工夫もされています。
丈夫だからこそ、着こみたい。
古着屋さんでふっくらしたヴィンテージのスウェットを見つけた経験はありませんか。リバースウィーブの生地は最初こそ少し硬さはありますが、徐々にウールセーターのようなふっくらやわらかく変化していきます。ガシガシ着こんで洗濯し、体になじむように育てていくのも楽しみの一つです。
淡い色落ちのルーズデニムと合わせてスタイリング。かわいらしくなりすぎないよう、シャンブレーシャツを入れてアイビールック風に。