ARTE POVERA(アルテポーヴェラ)
イタリア語で「貧しい芸術」を意味するARTE POVERA(アルテポーヴェラ)。これは、日常に溢れる非芸術的なモノ、そのものに自らの身体や思考を結びつける事によって生み出されたアートである戦後イタリアの芸術運動のことで、その精神のもと、軍モノや古着、端切れなど一つ一つ表情の違う素材を用い、使い込まれた素材から新しいモノを作り出していくことを柱にして、服やバッグなどを作っている。倉敷市児島にアトリエを構え、使い古された軍モノのテント生地や古着を解体、それを現在的解釈を加えながら再構築させたアイテムは、あたかもひとつの芸術のように洗練されている。